阪神淡路大震災後の防災基準

2011.11.18

「湾岸戦争」その後で「一月一七日」は、都市生活者にとって特別な日だ。一九九五年のこの日、阪神淡路大震災は起きた。地震の規模はマグニチュード(M)七・三、震度七の激震を記録した。大都市直下を震源とする初めての大地震だった。高速道路の橋脚が折れ、港の堤は崩落し、鉄道は寸断されて街は火の海となった。六四三四名の生命が失われた。その八割が木造住宅の倒壊による圧死であった。マンションでの死亡者数は、正確な統計はないのだが、おそらく五〇人以下だろうといわれている。

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震災直後、一階が潰れたマンションの写真がメディアにたびたび掲載され、脆さばかりが印象づけられたが、鉄筋コンクリート住宅はなべて地震に強い。なかでも新耐震基準ができた一九八一年以降の建物は、それ以前のものと比べて強靭だという調査結果も出された。しかしながら、巨大地震は、電気、水道、ガスのライフラインを断ち、エレベーターを止め、助かった命にも試練を加え続ける。マンションは頑丈であるがゆえに「孤立」する。まして集合住宅の究極形「超高層マンション」ともなれば……。眺望がすばらしく、豪華な内装やホテル並みの施設がそろう超高層は、巨大地震への恐怖を抱えながら続々と建てられている。難題は多い。実際に暮らしている住民は、どう対処しているのか。さらに超高層の奥へと入っていこう。




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