Yさんは四十五歳で大手商社の部長代理である。扶養家族は奥さんとお子さん二人の三人。「いままで食品輸入の仕事のことばっかり頭にあって、貯金なんかの運用は妻に全部まかせていたんですが、ほとんどが定期預金でしょ、多少は証券会社の投資タイプの商品で運用していましたが、損が出てからは、全部定期にしちゃってるんです。それが、ここんところで、金利がニパーセント前後に下がってしまってるでしょ、なんだかバカバカしくてね。
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不動産で運用できれば、それにこしたことはないと思って」というのが、初めて会ったときのYさんの希望であった。われわれのシステムでは、投資物件の市場性、換金性をなによりも優先している。そのために、お客さまの個人的な見解というか好みは、はっきりいって無視させてもらうことになる。