今でも、私にとって、トイレは居心地のいいところ。ただ、トイレの変容の過程を振り返れば、かつての住まいには書斎があり、また、小便器も設置されていた。また、座敷もあった。そんな住宅に住んでいたら、これほどまでトイレのよさを実感できただろうかと、少し疑問に思う。男が一人になれる場を奪われるに従い、最後の逃げ場としてトイレが心地よい場と感じてしまったのではないのか?そういう意味では、トイレが居心地がいい場であるのは女性も同じかもしれない。現在のトイレは、面積も広くなったし、また、処理さえ機械任せにできる便利な場所となった。あまり居心地がいいため、トイレに本棚を、更にはパソコンが置けないかなどと妄想を抱くこの頃だが、トイレとは別にやはり小さくてもいいから、自分の籠れる場所を設けるほうが家族に与える被害は少なそうだ。
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