「ローン残高」とは銀行が「貸し付けた金額」のことだった

2011.11.04

経営や経理に詳しい人なら、ここで出て来た「残高」の話をおかしいと思ったはずです。そんなことを知らない私は会社に戻り、私の家探しにチラシ集めで協力してくれた経済週刊誌の記者に、コトのてん末を説明しました。話が「残高」の件になると、彼は、「残高って、あなたそれは!」一瞬、絶句。私はそれまで、貸し出し残高というのは一〇〇の貸し出し予算があるうち八〇を貸し、残った二〇を貸し出し残というのかと思っていたのです。

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ところが、貸し付けた八〇そのものを「貸し出し残」というのです。あまりの無知、常識のなさに、私は赤面の至りでした。でも、この「残」の意味をとり違えたために、私はその銀行に飛び込み、素手の無手勝流で成功したのですから、ケガの功名というしかありません。勘違いしなかったら、恐らく別の銀行で七面倒くさいブリッジ(継ぎ融資)の手続きをしていたでしょうから。私の方は無知をさらけ出しながらも、ともかく一応、これで解決したのですが、同じような問題で今度は菊名の家を買ってくれる人が、ひっかかってしまいました。その人も不動産業者を通さず、自分で銀行ローンを交渉していたのですが、やはり抵当権と名義変更のタイムラグで交渉が難行、契約当日までに菊名の代金一二〇〇万円は払えそうにないというのです。さあ、どうしましょう。買い換えで難しいのは、売りと買いの同時性の調整です。菊名の代金一二〇〇万円が入ってこない以上、いくら第一勧銀からローンを借りてもそれだけでは不足、私も我孫子の家が買えなくなるわけです。




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