あえて苦言を呈させてもらえば、古株の鑑定士には、職人肌に加え、「自分たちの職域を荒らされたくない」「既得権を守りたい」「受注水準を何か何でも守りたい」との気持ちを持っておられる方も多い。こういう方々は、当然、新しい考え方の人たちの参入を望まない。そのくせ、自分たちが新しい事業に進出するのも好まない。職業上は保守主義者である。自分たちのやっている仕事が世の中にどのように役立っているか、考えようともしない。この傾向は古参であればあるほど強いようである。不動産鑑定士の技術と能力を考えると、もっと世の中の役に立つ部門に進出すべきであるし、それは可能なことだと思う。不動産鑑定業の枠内だけで考えても、正確な鑑定評価をするのは当然だが、もっとスピードを上げることが可能だと思う。また、さらなる低料金化、全国規模(国際規模ならなおよい)で顧客のニーズにあった商品を開発する余地もまだまだ残されている。
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