自己競落の正しい意味

2011.10.21

自己競落の正しい意味としては、競売を申し立てた債権者が誰も買い受け人が出ないことから、自分で落札することを言う。数字のマジックで、不良債権処理をすすめるための手段として、バブルで痛手を負った不動産会社や金融機関で行われている。とりあえず、帳簿上は不良債権が処理されたことになるので、子会社を利用するといった形で行われている。債権が移っただけにすぎないのだが、ほうっておくよりもマシと考えるのだ。これに対して、占有屋などが使う「自己競落」はちょっと意味が違っていて、住んでいる人間あるいは債務者が自分で落としてしまう行為を指す。

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たとえば住宅ローンか支払えなくなった人の場合、半年の滞納後に競売となるため、その間に金をため親戚から借金してでも知り合いに頼んで競落してもらう。もちろん、特別売却を狙う。そしてそこに住みつづけるわけだ。債務ゼロにはならないものの、かなりの圧縮ができるため、分割払い・利息停止等の話し合いはいくらでも可能になり、結果的に、苦しい思いで住宅ローンを支払いつづけるより楽になる。もうひとつの居住者による競落は、所有者ではなく賃貸人のことを言う。自分が占有居住者であるから安心して落札できるのが最大のメリットである。




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