格付け機関の責任論

2011.11.12

SPC向けローンの証券化商品、ローン担保の普通社債(SB)発行、ローン担保のABLなどを格付けする格付け機関は、すべての基本となる不動産の時価をどのように把握しているのか。公認会計士と同レベルでの作業ができているのかも重要なポイントである。当たり前のことだが、最初の不動産鑑定が適正でなければ、その後派生していく証券化商品やローン価値は信用できないものになる。繰り返しになるが、一般的な投資家は会計監査や格付けを信用して投資判断を行う。

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サブプライム問題で、格付け機関の責任論が浮上したのもこうした理由があるからだ。米司法当局は不透明な格付けで「AAA」を付与した米ムーディーズ社(コネチカット州)に対する調査に入った(日本経済新聞、二〇〇八年五月二十五日付)。もしそこに問題があるとすれば、格付け機関内部の統制や担当者等のコンプライアンス意識の低さをも表していることになる。




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